仕事が忙しすぎてメンタルになってしまった社員を、辞めてもらう方法はありますか
ご相談内容 物流で小さな会社を経営しています。昨今の経済状態の煽りを受けて、経営が厳しくなり、人を増やすことはできず、多くの仕事を数名でこなしています。 全員同じ状況で、早朝から深夜まで働いているのですが、最近入社した男性社員が、激務に耐えられないと言い出して、無断欠勤が続き、その後診療内科に通院しているので、休職したいと言い出しました。 会社では、これ以上人も雇えないのに、一人休まれただけでも、 […]
ご相談内容 物流で小さな会社を経営しています。昨今の経済状態の煽りを受けて、経営が厳しくなり、人を増やすことはできず、多くの仕事を数名でこなしています。 全員同じ状況で、早朝から深夜まで働いているのですが、最近入社した男性社員が、激務に耐えられないと言い出して、無断欠勤が続き、その後診療内科に通院しているので、休職したいと言い出しました。 会社では、これ以上人も雇えないのに、一人休まれただけでも、 […]
事件の概要 化粧品会社に勤務する女性社員らが、売り上げで目標達成しなかったことを理由に、上司から呼び出されて、4名が罰ゲームとして用意していた、ウサギの耳がついたコスチュームを着用させられた事件があります(大分地裁平成25年2月20日)。 女性らの訴え この事件は、化粧品会社の物販コンクールで、商品の販売数が目標数に達しなかった4名に対して、罰ゲームを行うことが決定されました。 平成21年10月に […]
反省を促す始末書 会社は、社員が何からの規定違反をした場合、再発防止を目的として、始末書の提出を命じることがあります。 始末書は、反省文、顛末書などと呼ばれることもあります。始末書を提出すること自体は、管理者が使用者の人事管理の一環として行われる行為であり、違法ではありません。 これ自体は、パワハラではありませんが、無理やり書かせる、始末書を書かないからと言って人事処分を行うなどがあると、パワハラ […]
裁判例の内容 テレビ局の社員が、テレビの撮影現場に見学にきていた女性に、しつこく迫り、テレビ会社はその男性社員を懲戒処分にしました(東京地裁平成19年4月27日判決) 事件の内容 テレビ局に勤務する男性が、担当する番組のボランティア女子学生の友人が、テレビ局の撮影を見学にしたところ、その後、女性に対して、しつこく飲食に誘いました。飲食の後に、抱きついてキスをして、女性の自宅に宿泊させろと迫りました […]
業務命令に従わない課長 外資系銀行に33年勤務している課長は、銀行が必須研修としている、生産性向上、効率改善等のための監督者研修に、業務多忙を理由に参加しませんでした。 それ以外にも、自己研鑽、部下の訓練、職場研修プログラムの作成に関する報告も提出せず、銀行側は何度か、研修の参加や報告書の提出を指示したにもかからわらず、仕事が忙しいと言って従いませんでした。 課長への処分と慰謝料請求 銀行は、業務 […]
事例 某大学の助教授が、女子学生を酩酊状態にして、ホテルへ連れ込み、わいせつ行為をしました。その後、その女子学生に対して、愛しているなどとしつこくメッセージを送り、交際しなければ女性の友人の単位を落とすなどと脅迫をしました。 大学は、その大学助教授に対して、セクハラ行為として、半年間の停職処分を命じた後、その助教授は、半年間の停職期間を終了して、大学に復職したのですが、大学側は、講義や研究の停止や […]
事例 不動産の管理、賃貸を行う会社の部長は、パワハラで有名でした。業績はあげていましたが、部下のほどんどは、部長から常に罵られていました。例えば、以下のような態度でした。 – 部下Aに対しては、「年末までに2000万円やらなければ退職する旨一筆かけ」「この成績では子供にいかに駄目な父親かわかる」「3月までにやれなければ辞めるとかけ」と告げた上、Aの成績が上がらないとして退職を迫った。 […]
ご相談内容 社内で、女子従業員が上司からセクハラを受けたと、周りに言いふらし、社員の間セクハラの噂話が広がりました。 女性は人事部にも相談はしていますが、まだセクハラ加害者からも聞き取り調査中で、事実は判明していません。 セクハラ加害者も影口を叩かれて、仕事が十分にできなくなりました。社内の空気を乱したことを理由に、この女性に退職勧奨できないでしょうか。 退職勧奨 退職勧奨は、従業員が任意に退職す […]
ご相談内容 入社6年目で、出産と育児のために、1年間の育児休業を取得しています。もうすぐ復職する予定で、保育園などを探していたところ、会社の業績が悪化し、大量のリストラを実施することが決定されました。 会社からは、休業中の社員から優先して解雇通告をすると連絡があり、突然のことで困っています。もちろん、休業中の社員だけでなく、通常勤務している正社員も解雇通告の対象とのことですが、わたしからリストラの […]
プライベートの非行 会社の業務時間外での、プライベートでの非行があった場合、会社はこれを理由に解雇できるかは、その非行が会社の秩序を乱し、会社の信用を著しく損なったかどうかで判断されます。 多くの会社では、就業規則などで、プライベートでの出来事でも、会社の名誉、信用、を毀損させた場合は、懲戒処分できると規定しています。 基本は、懲戒処分は、会社の秩序を乱した時の処分ですが、会社が名誉、信用を失うこ […]