基礎知識 セクハラ

一番広い意味では「相手方の意に反する性的な言動」、一番狭い意味では「雇用上の関係を利用して行われる相手方の意に反する性的な言動」と定義されます。一般には、「一定の社会的な関係を利用して行われる相手方の意に反する性的な言動」と考えられています。環境型セクハラと、対価型セクハラに分類されます。慰謝料請求の対象となってしまったり、人事上の不利益を伴う処分をうけてしまうことの根拠となり得ます。

性的な言動とは、性的な内容の発言及び性的な行動を指します。

発言例
– おばさん、女の子、お嬢さんなど、人格を認めていない発言
– 体のサイズを聞く、など冗談やからかい
– 性的経験などを聞く
– 意図的に性的な噂を流すこと
– 生理か?更年期か?などと聞くこと
– 女は職場の花、仕事はできない、との差別発言

行動例
– 性的な関係の強要
– 体の不必要な接触
– ヌードポスターを職場にはる
– 食事やデートにしつこくさそう
– 卑猥な記事をみせる
– お酒の座席の指定
– お酌、デュエット、チークダンスの強要

意に反する行動か否かは、被害者の感じ方が判断基準になる。不快な行動でも、本人が明確に拒絶していなくても、十分セクハラの成立の余地はあります。

>

セクハラ・パワハラ・マタハラなどハラスメントに悩んでいる人に、ハラスメント関する、有益な情報を総合的に提供するポータルサイトです。
日本ではハラスメント問題が多いにも関わらず、被害に遭われた方が泣き寝入りをしていることが多いのが現状です。セクハラを受けて悩んでいる方、身に覚えがないのに加害者になった方、従業員にハラスメント問題があったと通達を受けた企業の方、に正しい法律の情報をお届けします。

このサイトは、ハラスメント問題に強い、弁護士 齋藤健博が、運営監修しています。銀座さいとう法律事務所は、年中無休で相談を受け付けています。1人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。