モラハラとは
夫婦間で起こるハラスメントの多くは、相手に対するモラルハラスメントです。ともすると、もっとも典型的なハラスメントのひとつといえましょう。
モラルハラスメントとは、自己愛的な人格な加害者が、自分の心に入ってこられないようにするために、一方的に長期間に渡って、目にみえない攻撃を被害者におこないます。している側は気づかないことも特徴かもしれません。
被害者の弱いところをつかみ、感情に訴えたり、事実を歪めたりして、加害者から離れないようにして、被害者を服従させます。
被害者が逃げようとすると、加害者は責任を転嫁して、問題の原因が被害者にあるように振る舞い、被害者に憎しみを抱き、暴力をふるうことさえあります。
逆に被害者は、加害者との関係で罪悪感を抱き、自分がモラルハラスメントの被害にあっていることさえ気づかないことも多くあります。まずは、被害者が被害にあっていることに気づくことが第一歩です。
離婚原因になる、モラルハラスメントの例としては、長期間に何度も、
怒鳴る、強い口調で命令する
何時間も説教する、反省文を書かせる
被害者のものを捨てる
お金や携帯を取り上げて、部屋に閉じ込める
殺すぞ、死ねという
家から締め出す
親戚や知人の前で、馬鹿にする
異常な嫉妬をする
自分の好みを押し付ける
すぐに返事をしないと怒り出す
など、これらはどれも実際にある例です。このようなモラルハラスメントにあったら、まずは一人で悩まず、誰かに相談してみることからはじめ、改善を促す、もしくは、他の手段に出るべきではないでしょうか。