ご相談内容
毎日の上司のパワハラに耐えられません。この会社にこれ以上いるつもりはなく、早めに退職するつもりでいます。
退職する気持ちは決まっているのですが、すぐに次の会社に採用されるアテがないので、しばらくは、失業手当てで生活したいと考えています。
パワハラを理由にどうせ辞めるのであれば、すぐに失業手当てをもらう方法はないでしょうか。
特定受給資格者に該当するか
いじめなどのパワハラが原因で退職した場合、失業手当ての特定受給資格者に該当する可能性があります。
これは、退職した理由が、再就職をする準備ができない場合、例えば、倒産や解雇などで、すぐ再就職できない受給資格者に対して、退職日前1年間の6ヶ月以上、受給できます。
特定受給資格者に該当するかどうかの判断は、ハローワークが行います。倒産や解雇、突然の受け入れらない配置転換命令などは、該当する可能性は高いのですが、単なるいじめや嫌がらせの判断は難しいです。
ハローワークの判定
ハローワークは、パワハラが特定受給資格者に該当するかどうかの決めるために、調査を行います。会社内で実際に、パワハラがあったかどうか、関係者から証言を聞いたり、証拠を集めます。
従って、パワハラで会社を辞めるという証拠をあらかじめ準備しておいた方がよいと思われます。どんな状況でパワハラがあったか、そのメモや録音テープや、会社側の言い分などの証拠が、客観的な証拠になりえます。