会社の同じ部の男性と結婚すると告げたら、配置転換になりました

ご相談内容

会社の同じ部で働いている、先輩の男性社員と婚約しました。仕事内容は、私も彼も庶務関係で同じです。私は結婚しても、仕事を続ける予定ですし、現在の仕事も問題なく従事できると考えています。

ところが、彼と婚約したと、上司に話したところ、しばらくして、他部署への配置転換命令を受け取りました。

今の仕事を続けたいし、結婚してもプライベートと分けて仕事するつもりです。この配置転換は受け入れなければならないのでしょうか。


配置転換命令

会社の就業規則などで、会社は必要に応じて社員を配置転換できると定められていることが多いです。これは、業務内容に応じて配置転換が可能であり、時に本人の希望に合わない場合もあります。転居を伴うこともありますが、この配置転換命令は会社の権利とされています。

ただ、この配置転換命令は、業務の必要性があること、労働契約に従っている、社員の生活や職務上の利益を著しく侵害しない、ことが条件です。

男女雇用機会均等法違反になる可能性があります

つまり、今回のように、単に、同じ部署内同士が結婚する、というだけでは、上記の条件を満たしていません。会社の慣習であっても、その配置転換は、会社の権利の濫用にあたります。

結婚や出産を理由に、配置転換することは、男女で異なる扱いをすることになり、男女雇用機会均等法違反に該当する可能性が高いです。

従って、結婚を理由に配置転換命令が出された場合は、上司や会社に対して、配置転換は納得がいかないことを、まず話してください。

それでも、会社側が受け入れない場合は、労働相談窓口にも相談できます。

注意点

今回のご相談者は、結婚してもプライベートと分けて、公私混同しないと言っているので、大丈夫だと思いますが、反対に職場結婚をしたことで、公私混同が発生している、それが業務に支障がでている場合は、会社の配置転換命令の合理性が認められますので、注意してください。

配置転換の適法性だけを争うケースはそう多くはありませんが、勇気を出して異論を述べるだけでも、好転させることはできる可能性はあります。

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