セクハラに関する、取れる方策とその内容を教えてください
方策とそのメリット・デメリット 弁護士は、セクハラ被害者に遭われた方の状況をよく考慮して、もっともプラスになる方策はなにか、目の前の依頼者の状況を聞いて判断します。しかし、どんな要素を用いて判断しているのか、これはプロの仕事のゆえに暗黙知が多いことも事実です。暗黙知を明文化してみます。 直接交渉内容証明郵便を出すなどして、直接加害者や企業と交渉するメリット:秘密保持可能、短期で解決できる可能性があ […]
方策とそのメリット・デメリット 弁護士は、セクハラ被害者に遭われた方の状況をよく考慮して、もっともプラスになる方策はなにか、目の前の依頼者の状況を聞いて判断します。しかし、どんな要素を用いて判断しているのか、これはプロの仕事のゆえに暗黙知が多いことも事実です。暗黙知を明文化してみます。 直接交渉内容証明郵便を出すなどして、直接加害者や企業と交渉するメリット:秘密保持可能、短期で解決できる可能性があ […]
女性部下が多い課長のWさんは、いつもセクハラ、パワハラなどに最新の注意を払って業務を行っていました。 ある日、女性部下のデスクに、明らかに大量の子供の写真が飾られていたので、”会社に置くにはちょっと不適切じゃないかな?”と軽く注意をしたところ、あとから、数人の女性部下から、”あの発言はマタハラじゃないですか?”と詰め寄られました。その場は、謝罪したものの、その後も”マタハラ上司”とのあだ名がつけら […]
会社として取り組むべき施策とは 均等法や育介法が改正され、いわゆるマタハラ防止措置が事業主に義務つけられることになりました(平成29年1月1日施行)。妊娠などの状態に対するハラスメントや育児のための制度利用に対するハラスメントを防止するために必要なアクションがあります。 会社方針などの明確化・社内規定の整備マタハラとは、会社が主体になるものと個人によるものに大きく分かれます。 会社は、妊娠や出産、 […]
刑事責任の追及 セクハラも、態様・程度によっては刑事罰が科される場合があります。 セクハラ度と認識していた行為が、実は刑事罰の対象になりえるストーキング行為に該当していることもありえるのです。ストーカー行為等の規制等に関する法律は、「つきまとい等」と「反復してすること」を定めていること、「特定のものに対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨根の感情を充足する目的」を […]
セクハラ被害にあって、以前のように職場に行くことができなくなりました。いろいろネットで調べているのですが、どうしたらよいか困っています。 法律事務所に行って、弁護士の先生に相談してみようと思いますが、弁護士は誰と何を交渉して、その先どうなるのでしょうか。 弁護士がする交渉例 セクハラ行為をやめさせること セクハラの加害者には、不法行為責任が成立していることを明確に通知すること、不法行為責任は、慰謝 […]
人事部Tさんは、最近社員からセクハラ被害を受けたとのメールを受け取ることが何度かありました。その都度、加害者側と被害者側から話を聞きますが、言い分に違いがあり、対応に苦慮しています。社長に報告すると、会社名が公表されると困るので、とにかく加害者に自宅謹慎をしてもらい、被害者には給与を少し増して、口外しないように通達する、というので、納めています。 この対応が正しいのか、わかりませんし、何かあったら […]
某有名アパレルショップで、アルバイトをしているUさんは、大好きなデザインの洋服を毎日着て、接客をして楽しく仕事をしていました。来店されるお客さんからも、着こなしについて質問されることも多く、Uさんを慕ってくれる方も増えていました。 ある日、店の控え室で、一緒に働いている先輩と後輩に挨拶しても、目をそらされ、その時はわかりませんでしたが、その後ずっと無視されています。思い切って、仲良くしていた後輩に […]
映像制作会社にパート勤務しているYは、勤続3年の22歳女性です。小さい映像制作会社で、社長含めて社員は3名で、Yのような臨時雇用者は2名います。普段は、大手テレビ会社の映像を請け負っている会社の下請けをしています。 週5日で、9時から6時まで勤務で、業務内容は社長や社員から、命令された資料作りやコピーなどの雑務をしていました。 最近社長の家庭で問題があったようで、その噂前後から、社長から度々部屋に […]
専門学校に通うYは、以前から1年先輩のHに好意を寄せていましたが、気持ちを打ち明けたことはありませんでした。 ある日仲間で、飲み会に行き、そこでHと隣の席になったことを、喜んでいましたが、Yは少し酔ってしまい、ついHに好きだと打ち明けたところ、突然Hは、肩を抱いてきました。たとえお酒の席であっても、付き合っていない男性からそのような態度を取られたことに、Yは憤慨し、”やめてください”と言ったのです […]
4月のある日、上司に部屋に呼ばれて、これ以上業績があがらないようなので、この仕事を続けるのは難しいと考えている。退職金も少し積み増しすることも検討するので、来月から出社しなくてもよい、と言われました。 突然のことで、何が起こったかわからず、なぜですか?とだけ聞いたのですが、どのように返事がきたかも記憶がありませんでした。とりあえず、部屋を出て、すぐ帰宅したのですが、家族にも何も話せませんでした。 […]