ご相談内容
会社でセクハラを受けていて、これがセクハラに当たるのか、会社の先輩に相談したときの録音やメモしかありません。
ハラスメントになるなら、相手に慰謝料を請求したいと考えていて、弁護士に相談しようと法律事務所に電話して、無料法律相談の予約を取りました。
聞きたいことが沢山あるし、ネットで調べた情報も詳しく知りたいのですが、法律相談にいくにあたって、なにを準備したらよいでしょうか。
まずは相談内容を整理
法律事務所に行くのは、誰しもはじめてのことで、戸惑うことが多いと思います。いきなり専門用語ばっかりだったらどうしよう、自分のような相談はあまり例がないかもしれない、など、無料の法律相談ですと、時間に限りもあるので、時間内ですべての質問が明らかにはならないかもしれません。
弁護士に限らずですが、相談をする前には、相談内容を整理することをおすすめします。被害にあった状況をダラダラと文章で書かれていると、読むのも時間がかかりますし、何がポイントかわからなくなります。
まずは、相手のことと、自分のこと、会社のこと、の登場人物を、名前、電話番号住所などわかる範囲で書いてください。余計な情報は不要です。
そして、なるべく時系列に、いつ、だれが、どのような状況で、なにがあったのか、を例えば箇条書きで、事実として書いてください。
最初の相談ですので、人間関係や背景、または自分の気持ちなど、事件に直接関係ないことが多く書いてあると、相談したい内容が正しく伝わりません。
どうしていきたいかをまとめる
必要な事実だけを書いたあとに、一番大事なポイントである、今後自分がどうしたいかを書いてください。
会社でセクハラにあった場合ですと、相手に慰謝料を請求したい、だけでなく、その後、同じ会社で勤務を続けたいのか、その人との関係はどうしたいのか、などを簡潔に書いてください。
質問したいこと
最後に、当日の相談において、具体的に質問したいことを、記載してください。30分間の相談であれば、5つ以内で十分かもしれません。
相談する側も相談される側も、人間です。事件にあって、悲しい気持ちであることは理解した上で、お互い、礼節をもって、相談することによって、いい結果が得られる糸口をつかめるのではないでしょうか。