職場の上司にセクハラ被害にあったのですが、どちらも目撃者がいません。上司が否定していて、裁判してみろ、とも言い出しています。

ご相談内容

入社して2年目の女性です。仕事の打ち合わせ帰りに、自宅まで送ってあげると言われて、玄関まできて、まだ仕事の話をしようと言って帰りません。追い返すわけにもいかないので、玄関先に入れたところ、いきなり抱きついてきました。その時は、無理に押し返したのですが、その後も何度か自宅に来て、騒ぐために、近所の人にも不審に思われて迷惑でした。
その後、会社の人事を通して、上司のセクハラを訴えたのですが、本人はそんな事実はない、そんなにいうなら訴えと開き直ります。
証拠もないので、どうしたら良いかわかりません。


対応方法

入社して2年目の女性とのことで、まだ仕事に不安をたくさん抱えていて、いろいろな人に頼りたい気持ちになっているものと思います。

仕事の打ち合わせ帰りはやむないにしても、玄関まできて、まだ仕事の話をしようと言って帰らないこと自体が、プライベートな空間の侵害にも結び付きうるものです。

そのような経緯・状況の中で、いきなり抱きついてくる行為は、強制わいせつ罪などが成立し得る状態でしょう。

その後の一連の対応も、押し返したのち、複数回自宅に来て、騒ぐために、近所の人にも不審に思われたとのことで、これは明確に不法行為責任を伴う状態に至っていると思います。

上司に訴えたとしても、事実関係を確認等されることもなく、ある意味で放置されているのと変わりはない状態です。

問題は、密室で行われた行為であることです。密室でセクハラが成立していたといっても、もちろん、会社はヒアリングを通じて双方の言い分を聞いているはずですから、証言をお願いすることはできるでしょう。

そもそも会社が事実の調査を行った上で、他の従業員や近隣住民などへの聞き取り調査の実施に至るのが通常です。これをおこなっていない不作為は、会社側の不作為責任をも追及することも可能です。

証拠がないからと言ってあきらめるのではなく、証言など、協力をつのったうえで、会社など第三者に対応させながら、問題の解決にあたっていくのが賢明でしょう。

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