部下から上司へのパワハラは認められますか

部下から上司へのイジメ パワハラは、その名前の通り、上司が部下に対して、拒否できないパワーである上下関係において、行われることが多いのですが、その反対の場合もあります。 地位が下の人たちが集団で、上司をイジメて精神疾患に追い込んだ事件があります(大阪地裁平成22年6月23日判決)。 イジメによるうつ病 この事件は、6級職に昇進した女性が、4級職の女性たちから、「同じ仕事をしているのに高い給料もらっ […]

ワンマン経営者が、女性従業員を罵倒し、書類の改ざんを要求し、退職させました

損害賠償請求事件 女性従業員が、ワンマン経営者から再三罵倒され、退職強要を受けたために、女性従業員が、経営者と会社に対して、懲罰的慰謝料1200万円を含む総額1380円の損害賠償請求をした事件があります(東京地裁平成28年2月3日)。 比較的最近の事例ですから、検討をしてみましょう。 馬鹿かお前は この事件は、中小企業に勤務する経理担当女性従業員が、社長から「馬鹿かお前は」「クビ」「代わりはいくら […]

未入籍の妊娠を責められ、流産し、その後退職させられました

妊娠等を理由に解雇 大阪地裁堺支部平成14年3月13日判決に、妊娠と通勤手当詐取などを理由に幼稚園の教諭が解雇されられた事件があります。 この事件は、幼稚園に勤務する女性が、未入籍で妊娠をして、切迫流産などの診断を受けて入院し、それを園長に報告したところ、軽率だと責められました。しかも、中絶まですすめられたため、女性は絶対安静にもかかわらず、幼稚園に出勤したことが原因で再度入院して、流産に至りまし […]

出産後復職で、会社からの対応がストレスになり長期の傷病休暇が始まりました

産前産後休業と育児休業明けの復職 外資系旅行・金融会社に勤務する女性が、妊娠後、産前産後休業及び育児休業を取得しました。 復職にあたり、会社では女性に対して、退職を推奨しましたが、女性は強く復職を願ったため、会社では従前と異なる部署での勤務での復職を認めました。 休職前には、チームリーダーとして勤務していましたが、異なる部署では、時間短縮勤務で復職したところ、新しい業務に対応できず、チームリーダー […]

仕事が忙しすぎてメンタルになってしまった社員を、辞めてもらう方法はありますか

ご相談内容 物流で小さな会社を経営しています。昨今の経済状態の煽りを受けて、経営が厳しくなり、人を増やすことはできず、多くの仕事を数名でこなしています。 全員同じ状況で、早朝から深夜まで働いているのですが、最近入社した男性社員が、激務に耐えられないと言い出して、無断欠勤が続き、その後診療内科に通院しているので、休職したいと言い出しました。 会社では、これ以上人も雇えないのに、一人休まれただけでも、 […]

社員が妊娠しました。休職後の復職に向けて、会社として何を注意していけばいいでしょうか

ご相談内容 勤続6年目の女性社員が妊娠したと報告がありました。 本人は、出産後、半年間の休職を希望しており、その後復職する意思があります。会社としても、優秀な社員なので、復職は問題ありません。 ただ、半年後の復職時に、本人の希望する部署に配属できるのか、本人が軽微な仕事を希望したらどうなるのか、など、今後どんなことに配慮していけばよいでしょうか。 マタニティー・ハラスメント マタハラとは、職場にお […]

飲食でアルバイトしていたら、突然、明日から来なくていいと言われました

ご相談内容 飲食店でアルバイトをして、半年になります。仕事も覚えて、無断欠勤もなく、少しずつですが昇給もして、仕事の範囲も増えてきました。人間関係もよく、とくに、先輩には可愛がってもらっています。 最近、飲食店の売り上げがよくないとか、会社が他の会社に買収されるとか、いろいろな噂がありましたが、変わらず週5日の勤務をしていました。 先日、店長に呼び出され、会社の経営者も変わり、経営方針も変わったの […]

会社に、女性社員が会議室で上司からセクハラを受けたという内容証明が送られてきました

ご相談内容 会社の人事課に、勤続2年目の女性社員から、上司からセクハラを受けたという内容証明が送られてきました。 卑猥な言葉を投げかけられたとか、身体を触られたと書いてありますが、2人きりの会議室のできごとで、証明できません。 この先、裁判になることを恐れています。まずは、どのように対応したらよいでしょうか。 裁判になると ハラスメントで裁判になると、裁判所は当事者間の主張と、主張を裏付ける証拠を […]

会社の罰ゲームで、バニーガールのコスチュームを着用させられました

事件の概要 化粧品会社に勤務する女性社員らが、売り上げで目標達成しなかったことを理由に、上司から呼び出されて、4名が罰ゲームとして用意していた、ウサギの耳がついたコスチュームを着用させられた事件があります(大分地裁平成25年2月20日)。 女性らの訴え この事件は、化粧品会社の物販コンクールで、商品の販売数が目標数に達しなかった4名に対して、罰ゲームを行うことが決定されました。 平成21年10月に […]

始末書を強要されたので、拒否したら解雇されました

反省を促す始末書 会社は、社員が何からの規定違反をした場合、再発防止を目的として、始末書の提出を命じることがあります。 始末書は、反省文、顛末書などと呼ばれることもあります。始末書を提出すること自体は、管理者が使用者の人事管理の一環として行われる行為であり、違法ではありません。 これ自体は、パワハラではありませんが、無理やり書かせる、始末書を書かないからと言って人事処分を行うなどがあると、パワハラ […]

>

セクハラ・パワハラ・マタハラなどハラスメントに悩んでいる人に、ハラスメント関する、有益な情報を総合的に提供するポータルサイトです。
日本ではハラスメント問題が多いにも関わらず、被害に遭われた方が泣き寝入りをしていることが多いのが現状です。セクハラを受けて悩んでいる方、身に覚えがないのに加害者になった方、従業員にハラスメント問題があったと通達を受けた企業の方、に正しい法律の情報をお届けします。

このサイトは、ハラスメント問題に強い、弁護士 齋藤健博が、運営監修しています。銀座さいとう法律事務所は、年中無休で相談を受け付けています。1人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。