セクハラと社内恋愛の区別
セクハラと言われても、不倫や恋愛との区別がつかない、とよく言われます。会社にセクハラの訴えがあっても、会社側は恋愛の場合、プライバシーの侵害になりかねない、という言い分を主張をする場合もあります。
セクハラは、性的行動によって職場環境や働く条件が損なわれることを問題にしており、社内恋愛の目的とは異なります。合意による恋愛とセクハラは本来全く別のものです。セクハラはノーと言えない関係で発生することから、会社がプライベートな問題と言い訳をするのは、言語道断です。
恋愛からセクハラになる場合
最初は社内恋愛から始まっても、関係が解消された時、どちらかが腹いせにセクハラになる場合も多く見受けられます。
合意で始まった関係なのに、うまくいかなくなったらセクハラと言われるのは、不合理と思うかもしれませんが、交際がうまくいかず別れただけでセクハラになるわけではありません。交際がうまくいかなくなって、職場で圧力や嫌がらせなどの不利益があるとセクハラになります。
一般に男性は女性より地位が高い場合が多いので、特に注意する必要がります。交際をやめた場合に、自分の言動が相手にとって圧力になっていないかを配慮しましょう。
ささいな言葉のゆきちがいから、ありもしないトラブルに発展することは後を絶ちません。のちにいわれない主張に踊らされることがないようにすべきです。